講師派遣申込書籍購入申込協会入会申込

宮澤健一記念賞 第5回の受賞者を掲載しています。

平成30年度 受賞者

遠山 祐太 氏 早稲田大学政治経済学部准教授

論題:“The Effects of Domestic Merger on Exports: A Case Study of the 1998 Korean Automobile Industry” (Journal of International Economics:107, 2017 。大橋弘氏との共著)

>>受賞論文の要旨

<受賞者略歴>(「公正取引」掲載時点)
<選考経過>

 遠山氏の受賞論文“The Effects of Domestic Merger on Exports: A Case Study of the 1998 Korean Automobile Industry”は、水平的企業結合が輸出市場に与える影響を、韓国における現代自動車と起亜自動車との経営統合を例に、構造推定手法を使って分析したものである。経営統合によって自動車の製造効率が向上した点、また品質向上を勘案しても、国内価格が合併によって上昇した点が明らかにされた。他方で、国内価格の上昇幅は、当該財が合併前に輸出されていたか否かに依存する点、また企業は輸出から利潤を得ていた点も明らかにされ、韓国自国民が外国消費者に単なる補填をしているわけではない点が示された。共著者の一人が審査委員であるものの、グローバルな企業結合規制が政策課題となる中で、結合審査に有益な視点を与える点でも重要な貢献であるとの意見が、他の二名の委員から出され、受賞に至った。

ページのトップへ戻る