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平成17年度 受賞者

池田 千鶴 氏  神戸大学大学院法学研究科助教授

論題:『競争法における合併規制の目的と根拠(1)~(3完)』(神戸法学雑誌第54巻第2号~第54巻第4号 2004年9月,12月、2005年3月)

>>受賞論文の要旨

<受賞者略歴>(「公正取引」掲載時点)
<選考経過>

 本年度の受賞論文はともに奇しくも,米国の特にシカゴ学派の考え方とは異なる観点ないし理論的枠組みを説得的に提示したものである。
 池田千鶴氏の受賞論文は,EC競争法における表題のテーマについて,検討の対象をEC委員会決定・判決,学説,あるいは規制当局やその関係者の意見など広範囲にカバーしまとめたもの。さらに,GE/Honeywell事件をはじめ多くの事件について,EC競争法と米国反トラスト法の解釈・運用の差異を説得的に提示したという点でも重要な研究業績である。レバレッジする(leveraging),抱き合わせ(tyingとbunding),混合効果・範囲効果などの重要概念について分析を加え,EC競争法における混合合併規制は,合併企業は競争上の懸念が生じる行為を行う能力とインセンティブをもつか,その他複数の検討段階の分析を経た上で問題にされていることを指摘し,日本の独禁法についても具体的な示唆を与えている。

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