公正取引委員会は１７日、医療関連事業最大手のニチイ学館が、愛知県又は岐阜県の国公立病院や大学病院などが発注する、病院の受付事務やレセプト（診療報酬明細書）作成など医療事務受託業務を巡って入札談合を行っていたとして、同社に対し、独占禁止法違反（不当な取引制限）で再発防止を求める排除措置命令と１億２１３４万円の課徴金納付命令を出した。なお本件では、同業２位のソラスト（旧：日本医療事務センター）も談合に関与していたが、違反行為を自主的に申告したため処分を免れた。