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宮澤健一記念賞

宮澤健一記念賞の概要

当協会は、競争政策の経済学的な基盤となる産業組織論の分野における実証的な研究を促進し、研究水準の向上を図るため、平成22年度より新たな事業として、この分野で先駆的な研究を行われた宮澤健一先生を記念して「宮澤健一記念賞」を設置し、直近2年度に発表された当該分野の若手研究者による論文のうち最優秀と認められるものに同賞を授与することとしております。
選考対象
直近2年度に発表された産業組織論の若手研究者(公表時に満45歳以下である大学院生、大学等研究機関の助教、講師、准教授、教授又はこれに準ずる者)の論文のうち最優秀と認められるものに同賞を授与します。ただし、当該年度内に優秀な作品がないときは授賞を行いません。
選考委員
(50音順)
東京大学大学院経済学研究科教授 大橋 弘 氏
一橋大学大学院経済学研究科教授 岡田 羊祐 氏
東京大学名誉教授 後藤 晃 氏
賞金
30万円

故 宮澤健一氏の経済法学に対する功績

 故宮澤健一氏は、経済学の広範な分野で多大の功績を残された研究者であり、特に、産業組織論においては、我が国にこの研究分野を導入し、同分野の研究を進められると同時に多くの研究者を育てられました。また、公正取引委員会の独占禁止懇話会の昭和43年発足以来、会員となられ、平成7年から平成16年の間は同懇話会会長、平成13年には「21世紀にふさわしい競争政策を考える懇談会」の会長、平成13年から平成15年の間は独占禁止法研究会の座長を務められ、また当協会の評議員に平成14年から就任されるなど経済学・法学・行政の接点の領域においても発展にご尽力になられました。

故 宮澤健一氏の略歴

大正14年
横浜市に生まれる
昭和23年
東京商科大学(現一橋大学)卒業、研究科進学
昭和24年
横浜市立大学助手
昭和28年
横浜市立大学助教授
昭和33年
経済企画庁経済研究所主任研究官兼務
昭和39年
横浜市立大学教授
昭和40年
一橋大学教授
昭和55年
一橋大学学長
平成元年
一橋大学定年退官
平成9年
日本学士院会員
平成22年
逝去
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